28日朝、鹿児島県の奄美大島沖の日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船がワイヤーのようなものを海中に伸ばしているのが確認されました。

調査船はその後、現場海域を離れています。

10管本部によりますと、28日午前6時13分ごろ、日本の排他的経済水域内の奄美大島の西、約380キロの沖合で、船尾からワイヤーのようなものを海中に延ばしている中国の海洋調査船「向陽紅22」をパトロール中の巡視船が確認しました。

巡視船が無線で、「日本の同意を得ない海洋調査は認められない」として調査の中止を求めると、調査船は約3時間半後、中国側の海域へと航行していったということです。

10管本部の管内で中国の調査船による無許可の調査活動が確認されたのは、過去5年間で3件目だということです。

鹿児島テレビ
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