鹿児島県の最南端、与論島で、こんな島の風景を見つけました。

ご覧下さい。

鹿児島県与論町那間にある無人販売所「野っ菜堂」です。

中川雅温記者
「こちらの無人販売所にはドラゴンフルーツや島みかんなど島ならではの商品が並んでいます」

午前9時前から島の人が育てた野菜や果物が次々と持ち込まれていきます。

「野っ菜堂」とは「安いよー」を意味する島の言葉の「やっさいどー」と野菜をかけあわせたネーミングです。

少しでも安く季節の野菜や果物を食べて欲しいと、5年前に地区の住民が中心になってできた場所です。

26日はなすやきゅうりといった夏野菜だけでなく、島バナナやドラゴンフルーツなど島ならではの商品も並んでいました。

「野っ菜堂」のルールは並べたい野菜や果物を好きな時間に持ってくること!

値段も持ち込んだ町民が自分でつけています。

お店で買うよりも安く販売されているものが多いそうです。

野っ菜堂・田畑博徳代表
「もともとは自分たちで食べていたが、どうしてもたくさん残るので地域の人たちに提供できないかと。島で生産できるもので消費を拡大して満足してもらえるよう最大限努力したい」

島の小さな無人販売所には島の人々の優しさがつまっていました。

鹿児島テレビ
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