東京・武蔵村山市の解体工事現場から銅線約330キロを盗み出した疑いで、中国籍の男女3人が逮捕されました。
いずれも中国籍の蘇照文容疑者(35)と于荊容疑者(40)、劉小民容疑者(39)の3人は2025年7月、武蔵村山市にある解体工事中のパチンコ店に忍び込み、銅線ケーブル約330キロ、35万円相当を盗んだ疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、蘇容疑者らは店の天井をはがして銅線ケーブルを盗み車に積み込んでいて、盗んだ銅線は埼玉県内で売りさばいていました。
また、押収された車からは、犯行に使ったとみられる長さ80センチのケーブルカッターなどの工具が見つかっていて、警視庁は9月1日に施行されたケーブルカッターなどを正当な理由なく所持することを禁止する「金属盗対策法」違反にあたるとして、蘇容疑者と于容疑者を全国で初めて書類送検しました。
蘇容疑者らが別の場所で銅線を盗んだと思われる領収書も見つかっていて、警視庁は余罪があるとみて調べています。