クマから身を守るため子どもたちが地図を使って学びました。
岩手県雫石町の小学校でクマが出没した場所にシールを張って、危険な場所を確認する授業が9月25日に開かれました。
岩谷凜アナウンサー
「児童が5つのグループに分かれて、クマのシールを使ってクマの出没情報をまとめています」
雫石町の西山小学校では3年生の総合学習として、クマの生態を学ぶ2025年度2回目の授業が開かれました。
西山地区では2025年4月から9月24日までにクマの目撃や被害が68件報告されていて、2024年の同じ時期の4倍以上に増えています。
児童
「(クマを見たことは)ある。1カ月ぐらい前に見た。ここら辺で見たことある」
授業では鳥獣被害対策の職員が講師を務め、20人の児童が地域の安全マップにクマの目撃情報があった場所にシールを張っていきました。
完成したマップからは川や林、山に近いエリアで多く目撃されていることが分かります。
児童は驚いた様子で、被害に遭わないためにできることを考えていました。
児童
「川沿いのところが多いと思った。(クマが)出そうな所は行かないほうが良い」
雫石町鳥獣被害対策実施隊 滝澤美紗子さん
「昔からよく出る場所はあるので、そういう所はちゃんと覚えてもらって、被害に遭わないように暮らしてほしい」
作成したマップは校内や町の公民館で展示されます。
(岩手めんこいテレビ)