弾道ミサイルの発射を想定した避難訓練が岩手県矢巾町で行われました。地域住民などが参加し屋外から屋内へ避難する過程を確認しました。
国や県、矢巾町が共同で行った9月25日の訓練には、地域住民や自治体の担当者など約40人が参加しました。
訓練は、公園でラジオ体操をしている時に弾道ミサイルが上空を通過するという想定で行われました。
午前10時、ラジオや防災行政無線からミサイルの発射を知らせるJアラートの音声がなると、参加者は近くの公共施設へ避難を始めました。
屋内では、ミサイルの通過を確認するまで頭を守りながら低い態勢をとって、安全を確保していました。
訓練の参加者からは「これまで訓練をしたことはないので、知れたことはよかったと思うが、この通り行動できるかは、これから訓練重ねていかなければと感じた」といった声が聞かれました。
県復興防災部 戸田新副部長
「どういう場合にどういう行動を取るべきか、日頃からチェックすることが大事。県も(自治体に)積極的に協力していきたい」
国との共同訓練は県内では2024年に続き2回目で、2025年度に全国27道府県で行われる予定です。