長野市のスーパーで9月25日から新米の販売が始まりました。代表銘柄のコシヒカリは5キロ税抜きで3990円。2024年の新米の1.5倍から1.8倍ほどになっています。

担当者:
「令和7年産の新米が到着いたしました」

棚に次々に並べられていくのは、今年収穫された「新米」です。長野市のJA系列のスーパーで、9月25日から販売が始まりました。

売り場に並んだのは、県産のコシヒカリとあきたこまちです。主力のコシヒカリは税抜きで5キロ3990円。あきたこまちは3890円。2024年の新米と比べると1.5倍から1.8倍の値段です。

JA全農長野は、生産コストの増加などを背景に、集荷の際に農家に仮払いする「概算金」を全ての銘柄で2024年のおよそ1.7倍に引き上げていて、その分が店頭価格にも反映された形です。

購入した人は―。

市内から:
「高い値段に慣れちゃった気がしますけど、できたらもうちょっと安いほうがうれしい。(5kg)3500円以内ならいい」

一方で、県内の多くの生産者が一定程度の収入になる見込みであり、店頭価格が5キロ4000円を超えると、消費が鈍化する懸念もあることから、「概算金」の追加の引き上げは現時点では行わない方針としています。

買い物客:
「高いです、大体3500円くらいがいいんじゃないかと。なかなか手が出ないんじゃないですか、4000円超えると。(買うなら)備蓄米かブレンド米あたりですね」
「ちょっと高いような気がします。3700、3800円くらいならいい」
「お米がないってことに比べれば、その値段でも。常にお米がそろっている状態のほうが安心できるので、特に問題ない。おいしいお米をちゃんと供給してくれることを一番望みます」

長野県A・コープ商品第2課・樽田博儀課長:
「心配されたほど作柄も悪くなく、おいしい新米になっていますので、ご賞味いただければ」

気になる今後の店頭価格の見通しについて、JAは「コメントできない」としています。新米の販売は県内のJA系列のスーパー29店舗でも9月25日から始まったということです。

長野放送
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