乳牛・ホルスタインの体型や乳房の発達具合などを審査する共進会長野県予選が10年ぶりに長野県小諸市で開かれ、6頭が県代表に選ばれました。

小諸市の家畜市場に集まった「ホルスタイン」。県内の酪農家が手塩にかけて育てた自慢の牛たちです。

それを1頭ずつ、体型や乳房の発達具合などを確かめていきます。

これは10月、北海道で行われる「全日本ホルスタイン共進会」の県予選です。県内から11頭が集まり、審査が行われました。

共進会は、乳牛の資質向上や酪農の発展のため5年に1度開かれていますが、前回は新型コロナの影響で中止になったため10年ぶりの開催です。出産経験の有無や年齢などで4つの部門に分けて審査し、県代表を決めます。

県の担当者:
「甲乙つけがたい審査会に」

約1時間半にわたる審査の結果、6頭が県代表に決まりました。

国内の検定に参加した牛を父に持つ「Jサイア」部門の代表に選ばれたのは松本市の三村牧場の「ロックヒル ハローズ」です。

三村牧場の担当者:
「たくさん牛乳が出る構造をしているものが良くて、かなり理想に近い牛だったのかな」

年齢別で2つに分けられる経産牛の部門では東御市の小林牧場の「スプレンドール ハリエット ローリエ」(3)と「スプレンドール クラッシャブル アニサ」(4)が選ばれました。

小林牧場・小林政幸さん:
「この暑さの中で健康管理、コンディション調整しながら、夢の舞台に出場できることをうれしく思う」

県代表の6頭は10月25日から北海道で開かれる「全日本共進会」に出場します。

長野放送
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