宮城・栗原署で目撃されたのは、カメラに向かいピースサインを見せ、手を振る男。
宮城・栗原市に住む千葉利継容疑者(77)です。
議会の最中、傍聴席に現れた千葉容疑者は「帽子を脱がない」として、議長の退去要請を拒否。
警察が駆けつけ、建造物不退去の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、千葉容疑者はハンチング帽を着用したまま傍聴し、議長から脱帽か退去を指示されたところ、いずれも拒否。
約40分間その場に居座り続け、議長の再三の指示に従わなかったといいます。
その際、千葉容疑者は「人権侵害じゃないか!」などと反論したということです。
市議会の傍聴規則では、帽子やコート、マフラーの着用が禁止されていて、正当な理由がある場合は事前申請が必要です。
栗原市議会・尾形勝通議長は「議会に警察が入ったという事態については非常に残念」と話しました。
傍聴席でのトラブルが刑事事件に発展するのは極めて異例で、警察の調べに対し、千葉容疑者は容疑を否認しています。
千葉容疑者は過去にも帽子を着用して傍聴しトラブルを起こしていて、警察が動機などを調べています。