早稲田大学を創設した大隈重信が佐賀の出身であることから、大学の関係者に佐賀を“聖地”として訪れてもらおうという取り組みを学生が発表しました。

「今の早稲田の校風である多様性やチャレンジ精神に満ちた自由な環境を生み出したのは大隈重信の精神に起点があり、そしてこの原点を形作ったのは大隈重信を育んだ佐賀の土壌であると捉えることができる」

このプロジェクトは、早稲田大学の創設者・大隈重信が佐賀で生まれたことから、県と早稲田大学が連携して行っているものです。

今回のテーマは、『早稲田人が訪問する「聖地さが」を実現せよ』
早稲田大学の在校生や卒業生などをターゲットに、佐賀を訪れてもらうための戦略や仕組みづくりを提案します。
参加したのは大学1年生から4年生までの学部が異なる10人で、全員が東京都や千葉県など首都圏の出身です。

「成し遂げる、それによって大きく成長する、佐賀を自分の聖地だと、成長した場所だと認識していただく、これこそが重要」

24日は学生が佐賀で行った現地調査など約2カ月かけて練り上げた提案を2チームに分かれて発表。

「新入生向けの佐賀での合宿」や「佐賀県全域を大学のキャンパスとして学び何かを成し遂げる」など、佐賀を聖地として捉えるための提案をしていました。

【早稲田大学法学部1年 宮山祥さん】
「これまで佐賀県というのが自分の中で固まっていなかった。そんな中で人と会ったことで佐賀県はすごくいろいろな色があって面白い県だと今回刻まれた。何かを考えるときも候補になる、自分の中で主役の県のひとつになった」

【早稲田大学人間科学部2年 岡田奈月さん】
「佐賀だけでなく九州にすら行ったことがなかった。佐賀の魅力を知らなかったがそれを知れたことがすごく大きかった。佐賀がいいところだとたくさん発信していきたい」

県の担当者は「おもしろい視点で具体性もあった。来年度以降に向けどういう形にしていくか検討し施策につなげていきたい」としています。

サガテレビ
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