24日午前、東京・江戸川区の路上で覆面をした2人組が催涙スプレーのようなものをまき、男女3人がけがをしました。
現場は、JR小岩駅から600メートルほど離れた閑静な住宅街の一角です。
通報から約3時間後の午後1時過ぎ、現場検証などが行われていました。
2人組は消防隊員らが立つ辺りで犯行におよび、JR小岩駅がある西の方向に逃走したとみられています。
捜査関係者によると、けがをした男女3人はいずれも外国籍で、目の痛みを訴えているということです。
警視庁に事件発生の知らせが届いたのは、24日午前10時16分ごろ。
目撃者からの「店の人が、覆面をした2人に催涙スプレーをかけられた」という110番通報でした。
警視庁によりますと、覆面をした2人組が路上で、外国籍の男女3人に突然、催涙スプレーのようなものを噴射する事件がありました。
2人は黒っぽい服を着ていたということです。
被害に遭った男女3人が勤めていた会社の関係者は、当時の様子を「従業員が朝出勤して(荷物の)搬入する時、突然2人組の人が来てスプレーをかけられた」と振り返ります。
2人組は、車の運転席と助手席に乗っていた2人と路上にいた1人に近づき、突然、催涙スプレーのようなものを噴射したということです。
会社の関係者によると、被害に遭ったのは男性2人と女性1人で、全員30代だということです。
また、現場近くに住む女性は事件後、白い車が一方通行を逆走してJR小岩駅方面に逃げる様子を目撃していました。
現場近くに住む人:
白いアルファードが反対側に逆走していった。すごいスピードで反対側に走っていった。
事件が起きた江戸川区では、9月19日にも男性が銀行から現金5000万円をおろした直後に2人組の男に催涙スプレーを噴射され、現金を奪われそうになる事件が起きたばかりです。
警視庁は、車に乗って逃げたとみられる覆面をした2人組の行方を追っています。