自民党総裁選挙の候補者同士による討論会が行われ、5人がそれぞれ経済政策などをアピールしました。
小林元経済安保相:
頑張れば報われるんだ、その実感をもっていただくこと。そのことが次なる成長につながって、社会がさらに強くなると私は信じています。日本の力はこんなもんじゃない。世界の真ん中に日本を立たせるために頑張らせていただきます。
茂木前幹事長:
国民の求める結果を出す。当面の物価高対策、ガソリンの暫定税率廃止をはじめ、スピーディーで効果のある政策を実行に移していきます。物価高を上回る賃上げを確実に実施していく。
林官房長官:
経験と実績で未来を開く。みんなでこの暗い状況を一致団結して乗り越えていく。そのことで、この言葉が本当になる。夜明け前が最も暗い、夜明けは近い。この日本を実現していきたいと思います。
高市前経済安保相:
戦略的な危機管理投資で経済成長へ。今や世界の潮流は様々なリスクを最小化するため官民でしっかりと投資を行う。日本もそうあるべきだと思っています。
小泉農水相:
インフレ対応型の経済運営に転換させていきます。物価高対策として、ガソリンの暫定税率の廃止、所得税も基礎控除等を物価や賃金の上昇に合わせて引き上げ、インフレ対応型に進めます。
一方、少数与党の状況で安定政権を目指す連立の枠組みについては、
高市氏が「一刻も早くきっちりした連立政権を作る」と述べたのに対し、
小林氏は「連立ありきではない。個々の政策に真摯に向き合う中で信頼関係ができ、結果として連立になる」と強調するなど、温度差が浮き彫りになりました。