古代の中国で生まれ
日本や朝鮮半島などに伝わってきた陶磁器、「青瓷」の制作を得意とする
陶芸家加藤溪山さんの作品展が岡山市で開かれています。
会場には茶碗や高炉、花入れなど約60点が並べられています。
加藤溪山さんは京都で代々活動する陶芸家で
「青瓷」の第一人者として知られています。
「青瓷」は一般的に淡い青が特徴ですが、
加藤さんは独自の釉薬の配合で穏やかな緑色が広がる作品や
火の粉をイメージした白地に紅色が映える作品など
特徴的な一品を生み出しています。
(加藤溪山さん)
「この赤い色は40年ほど前からやりたかったが、
去年の暮れに(うわぐすりが)見つかり今年岡山でお披露目になった。
丸みや安らぎを与える曲線をみてもらいたい」
加藤溪山青瓷展は
岡山市の岡山高島屋で22日まで開かれています。