広島県内の夢や目標に向かって頑張る子どもたちを応援夢キラリ。今年7月に行われた第14回高校生の神楽甲子園ひろしま安芸高田で、優秀賞にあたる日藝選奨に輝いた広島県立可部高校神楽部所属 部長の伊藤飛真くん(高3)にインタビューしました。

―大会を振り返ってどうでしたか?―

一番良いとされている日藝選奨を獲ろうとがんばりました。演目した滝夜叉姫(父・平将門を討たれた五月姫は怨念を募らせ妖術を授かって朝廷に挑むも成敗される物語)は父を想って死ぬ仕草などは悲しい感じで舞いました。ずっと練習してきた成果が評価されて嬉しかったです。

―若者に興味を持ってもらうために取り組んでいることは何ですか?―

舞手だけで合わせるのではなく、どの楽器がズレても良いものにはならないし、裏方の幕を開けるスピードやタイミングがひとつズレても良いものにはならないので、お客さんを喜ばせられるような神楽をする事を心がけました。

先代の人たちがずっと受け継いできたものを自分たちの代で途切れさせたくないので、どんどん継承していきたいなと思っています。

―常に心にとどめている夢きらめく言葉はありますか?―

「楽しく舞えば必ず結果もついてくる!」で、前部長の木村 珀君から言われた言葉です。神楽甲子園の出番前に、「口上や舞を間違えないだろうか」と僕が緊張している時にこの言葉をくれました。

たくさん練習したからこそ、結果が実らなかったら悔しいと思うので、この言葉のお陰でちょっと緊張も解けて、お客さんを楽しませるという事を第一に考えて舞おうと思いました。伝統を崩さないように若いチカラで神楽を引っ張っていきたいと思います。

―将来の夢について教えてください―

地域の神楽は大事なので、広島や国内だけでなく、世界にも神楽が伝わるように影響力のある舞をしたいなと思います。

夢キラリはTSSで毎週月曜よる8時54分から放送しています。

テレビ新広島
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