トヨタ自動車が、自動車を作る際に出た廃材をアップサイクルした商品を展開しているプロジェクトの新ブランド「Tsugi-Craft by TOYOTA UPCYCLE」を19日に発表した。
新たなブランドでは「レクサス」のシートに使われている牛革の廃材を使ったバッグ6種類を展開する。
価格は6万4900円~9万9000円。
「プレミアム」なアップサイクルという新しい形を目指す。
自動車には約3万点の部品が使われているとされており、多くの廃材が出る中、作り替えて循環させることで、環境負荷低減につなげる狙いだ。
このプロジェクトでは、これまでにもバッグやペンケースなどの他に、アウターなどを発売している。
トヨタ自動車新事業企画部 トヨタアップサイクルプロジェクトオーナーの中村慶至氏は、アップサイクル事業について「業界の課題でもあり、ものづくりに関わる製造業全体の社会の課題だ」との考えを示し、短期ではなく長期的な事業継続に注力すると同時に、取り組みの輪を広げたいと意気込んだ。