福井市北部に位置する三里浜砂丘地で、特産化が進められているオリーブの収穫が始まりました。
佐々木拓哉アナウンサー:
「爽やかな風が吹いていて一気に秋らしくなってきた福井市では、オリーブの収穫体験が行われています」
ラッキョウの産地で知られるこの地域では、8年前にオリーブの栽培が始まりました。生産者の高齢化などで増えた休耕地の再生が主な目的でした。水はけの良い砂地はオリーブの栽培に適していますが、木を植えてから実がなるまでには3年から4年かかるといいます。
今年も収穫の時期を迎え、19日は福井市と協定を結ぶ東京の共立女子大学の学生らが収穫を体験しました。
学生は―
「意外と簡単にとれた。オリーブオイルとしてしか見たことがなかった」
「このオリーブを東京の人にも知ってもらいたい
三里浜のオリーブは10月下旬まで収穫が続き、塩漬けにされたりオリーブオイルに加工されたりして、福井市内の直売所や道の駅などで販売されます。
オリーブの栽培というと、地中海や国内でも瀬戸内海の沿岸というイメージですが、北陸や東北などの雪国も含め広い範囲に広がっています。
オリーブの収穫は新たな「秋の風物詩」となっていきそうです。
