四国初!高校サッカー部にスポンサー 地元企業7社がバックアップ
愛媛県立今治東中等教育学校サッカー部。
全国高校サッカー選手権に3度出場し、現在、四国の高校サッカーの最高峰、「プリンスリーグ四国」に県内の高体連チームで唯一所属している。
今治東中等教育学校サッカー部 倉瀬悠葵主将:
「愛媛県で集まったメンバーだけでも、全国で戦えるんだよっていう姿をもっと見せていけたらと思っています」

ある強力なバックアップが誕生
そんなチームに、強力なバックアップが誕生した。
企業ロゴが入った新しいユニフォーム。
新来島どっくや今治造船など今治に本社を置く地元企業7社が、サッカー部の「スポンサー」に。資金は活動費や遠征費などに充てられる。高校のサッカー部にスポンサーがついたのは四国では初めてだ。
倉瀬悠葵主将:
「企業様が自分たちのために尽くしてくれるということに対して、自分たちももっと責任を持たないといけない」

攻守に躍動するチームの「心臓」
キャプテンの倉瀬悠葵選手は、中盤・ボランチとして攻守に躍動するチームの「心臓」だ。
倉瀬悠葵選手:
「自分の強みはゴールに直結するプレー。スルーパスとか、ゴールに向かうプレーは得意」
その倉瀬選手のパスからゴールへ向かう1人が、点取り屋のFW森咲人選手。
森咲人選手:
「僕のストロングポイントは、ドリブルからシュートの速さだと思います」

3校を全国大会に導いた名将
チームを率いるのは谷謙吾総監督。高校時代は元日本代表・武田修宏さんと同級生で全国準優勝を経験した。
指導者としてこれまで南宇和・松山工業・今治東の愛媛県内の公立校3校を、全国大会に導いた名将だ。
谷謙吾総監督:
「誰がボール!?ファーストディフェンス決まっとりゃええやないか!おい!」
チームの成長のため、選手と本気で向き合う指導に力を注ぐ。

厳しいときは厳しい
森咲人選手:
「厳しいときは厳しいし、でも言っとることは絶対間違っていないし、とてもいい先生だと思います」
谷謙吾総監督:
「ふわーっと上がるな咲人!そこのエリア、最初にそのスペース行っちゃうな!もっと我慢しとかなあかんねん」
選手にかける言葉は少し厳しい。
谷謙吾総監督:
「いいものはいい。ダメなものはダメってはっきりしていくことはすごく大事だし、サッカーで日常生活でも良いものは良いってちゃんと評価している。学生だから失敗することも多いんだけど、失敗した時にきちっと理解して新たにトライしてくれる子たちが増えれば良いと思います」

応援ユニフォームを着てからプリンスリーグ無敗
地元からの応援ユニフォームを着てからチームはプリンスリーグ無敗!
順位も浮上し、目標としている残留圏内を維持している。10チーム中、9位から7位へ浮上した。
倉瀬悠葵選手:
「常に上を目指しながら難しい戦いになるかも知れないですけど、チームが一体感をもって上位を目指して頑張っていきたいと思います」
心強いバックアップともに高みを目指す今治東。自覚と責任、誇りをもって、選手たちはピッチを駆け抜ける。
