<黙とう>
8月22日、広島市中区の本川小学校平和資料館を訪れたのは…夏休み期間中の教師です。その多くが東京からやってきました。
≪被爆証言≫
「赤いボールがあそこが爆発地点です」
被爆の実相を学ぶ教師たち。
これは、今回初めて広島平和文化センターが2日間かけて行った「平和を考える教師の集い」です。
8月21日は、修学旅行の平和学習はどうあるべきかなど、熱心に議論を交わしました。
【参加した広島の教師は】
「『平和やるよ、平和大切だよ』というだけじゃ子供たちどうしてものってこないんで」
【参加した東京の教師は】
「時間はないかもしれないと生徒に言ってあります。だから見てくる場所を事前にしっかり計画する」
なぜ、関東の教師を招いたのでしょうか?
【広島平和文化センター・谷史郎 副理事長】
「広島への修学旅行を主に行っているのが西日本中心。東日本はまだやっていただく余地があるんじゃないかと思っていまして」
広島市によりますと全国から修学旅行に訪れる児童・生徒は年間およそ60万人を超えていますが、関東からはおよそ7万5000人と、比較的少ないのが現状です。
【参加した東京の教師は】
「広島や長崎に多感な時期に来ることは大事だと思います」
広島平和文化センターは、今年、モニター校の事前の平和学習をサポートし生徒1人あたり3000円を補助する取り組みも始めました。
【広島平和文化センター・谷史郎 副理事長】
「先導役になるのは先生ですので、平和を作っていける子供たちを育てていきたい」