財源不足から計画を見直す新しい静岡県立図書館の問題で、県教育委員会は原因をまとめた報告書を議会に提出しました。
新しい図書館の整備では国からの補助金の見込みが甘く、約100億円財源が不足する見通しです。
この問題について県教委は9月17日、原因などをまとめた報告書を県議会・文教警察委員会に提出しました。
その中では国への確認、県庁内の連携不足が原因と結論付け、再発防止に向けて補助金を活用する際のマニュアルを作成するとしています。
その上で、池上重弘 教育長は給与の1割・3カ月分を自主返納するとともに、元職員を含む幹部5人を厳重注意としたことを明らかにしました。
県教育委員会・池上重弘 教育長:
(補助金の)確認について十分な注意喚起できなかった点に責任を感じている
調査報告書は9月定例会のあと、ホームページで公表する方針です。