「ひろしま満点ママ!!」とっておきの情報をお届けしているコーナー。
今回は「今からいくけんどう2」。アメリカ編から広島にゆかりのある「平和公園」を紹介します。
(森本久美子さん)
いや、ゆかりのある場所に来たけどさ、ここ大学じゃん…?
えっ、これフレズノステート?
(和泉崇司さん)
フレズノステート! いわゆるフレズノにある州立大学でしょうね。
(森本さん)
ですね。
やってきたのはカリフォルニア州立大学フレズノ校。
およそ2万5千人の学生が通う大学です。
その広さは、なんとマツダスタジアム49個分。
全米でも有数の農業大学で、敷地内には広大な農場や牧場が広がります
さらにファームマーケットもあり、学生が育てた新鮮な野菜が並んでいました
(森本さん)
(野菜は)あなたが育てた?
(スタッフさん)
私は栽培はしていないんだけど、農業経営について学んでいて、販売を担当しています。
この店舗、運営もすべて学生が行っているそう。
すると、ここで…
(森本さん)
ピースガーデンはどこにありますか?
(スタッフさん)
図書館の横にあります。
(和泉さん)
図書館の横ぐらいに、大きな図書館があるみたいなんですけど、その横辺りにありそうです。
図書館の横にあるということで行ってみると…
(森本さん)
これが図書館だって!すごいね!
「図書館の前にピースガーデンがあるって」言ってたよね?
これかね?いろんな銅像っぽいのがあるから、ここかね?
(和泉さん)
ピースガーデンって書いてある!
(森本さん)
書いてある!見つけた!!
ここがフレズノ大学内にある平和公園こと「ピースガーデン」。
どんな場所なのか、ヴィ―ナ・ハワード教授が案内してくれました。
(森本さん)
ここがピースガーデンなんですね?
(ヴィ―ナ・ハワード教授)
ここには、平和を象徴する人物の銅像が並んでいます。世界中の平和運動に影響を与えたインドのガンジーや、アパルトヘイト撤廃運動を非暴力で指導した、南アフリカのネルソン・マンデラなど、5人のモニュメントがあります。
(和泉さん)
実際に行動を起こして、人生をかけて、部屋を追求しようとした人たちを、称えるような場所になっているんですね。
(森本さん)
広島とも、ゆかりがあるって聞いてきたんですけど。
(ヴィ―ナ・ハワード教授)
被爆樹木の種から育てた木が、ここに植えられているのよ。
(森本さん)
そういう関連だったんですね!ちなみに、その木は見ることができますか?
(ヴィ―ナ・ハワード教授)
もちろん。今から行きましょう。
(和泉さん)
これか!
(森本さん)
「ひろしま・ピース・ツリー」って書いてある!!
その名もヒロシマ・ピース・ツリー。
ここには3本の「被ばくクスノキの2世」が植樹されていました。
爆心地からおよそ1・1キロ、現在の中区基町で被ばくしたクスノキ。
広島の平和団体からその種が贈られ、それを若木に育て、2020年、ここに植樹しました。
フレズノには広島県ゆかりの日系人の方が数多く暮らしています。
カリフォルニアには「広島県人会」もあり、そのメンバーも植樹に参加したそうです。
また、2020年の植樹以来、毎年8月6日には式典が行われ、今年も地元の小学生らが折った鶴の首飾りが、記念碑の像にかけられました。
(森本さん)
結構、(木が)大きくなっている!イキイキしている!
触れもよいですか?まずは気持ちは「ハグ?」笑
まさか広島の種からここで育っているなんて?
(ヴィ―ナ・ハワード教授)
本当に小さな種からね…。
この木は生きて存在しています。
被爆しながらも生き残ったクスノキは再生のシンボルで、次世代への平和のメッセージであることを伝えたいです。
いつも学生につたえていること。
人生つらいこともあるけれど、このクスノキは笑っているように見えるじゃない?
だから私たちも頑張ろうねって!