9月16日、北海道三笠市の公営住宅にクマ1頭が窓ガラスを割って侵入した。
住人女性が語るその瞬間だ。
居間には足跡―当時の状況は?
「窓ガラスを割って侵入してきたクマの足跡がこちらにクッキリ残っています」(吉村直人記者)
居間の床に残されたクマの足跡。

その時、住民は部屋にいてクマに鉢合わせた。
クマが侵入したのは三笠市幾春別川向町にある平屋建ての公営住宅だ。

午前10時40分ごろ、クマが窓ガラスを割って居間に侵入。
室内で洗濯中だった81歳の住民女性のすぐ近くまで接近した。
「(クマは)ココよ。犬にしては―声は出さないようにした。ビックリですよ」(住民)

女性と鉢合わせしたクマは体長約1.2メートル、室内には足跡が残されていて取材班が確認したところ、幅は14センチほどあった。
クマはその後玄関から出ていき、山の方に向かった。
ケガをした人はいなかった。
このエリアでは9月15日もクマが目撃されていて、警察やハンターが付近をパトロールするなど警戒を続けている。

クマが住宅に侵入したのは三笠市の中心部から車で約10分ほど離れた幾春別川の近くの住宅にクマが侵入した。
付近には博物館さらには飲食店、住宅などもある。

現場の様子として、窓ガラスを割ってクマが侵入してきた際、女性は洗濯中だったが、静かにしていたらクマがリビングを横切っていき、玄関から出ていったということだ。
現場周辺のエリアでは警察やハンターが付近をパトロールするなど警戒を続けている。
