16日、自民党の総裁選挙に立候補する意向を表明した林官房長官と出馬会見を開いた小林鷹之元経済安全保障相が、BSフジ「プライムニュース」で衆議院解散などについて考えを語りました。

林長官は16日夜のプライムニュースで、石破政権の政策を基本的に引き継ぐ考えを明らかにしました。

林官房長官:
基本的に引き継いでいくということになると思いますが、時代とともに、いろいろな状況が変わっていくのでそれは臨機応変に対応していく。

林長官は賃上げに向けた取り組みを挙げ、「中長期的に続けていかなければいけない政策がある」としつつ、参議院選挙で公約とした2万円の給付については「柔軟に考え、与野党で合意できるところを探すのが現実的な話だ」と述べました。

一方、解散の時期については「総裁選の中で『いつ頃がいいか』を軽々に議論するべきではない」と指摘しました。

これに対し、その後、出演した小林氏は総裁選に勝って首相になった場合「早期解散はしない」と明言しました。

また、小林元経済安保相は「仮に支持率があったから、じゃあ解散しますというのは自民党の勝手な都合」とした上で「民意は参院選で出ている。ある程度の論戦をやり、補正予算を通してからでないと解散するべきではない」と述べました。

また、出馬会見で掲げた現役世代を中心とする所得税の定率減税について、財源は税収の上振れ分と歳出改革で捻出する考えを明らかにしました。

こうした中、いち早く出馬会見をした茂木前幹事長は東京都内のスーパーを視察しました。

小泉農林水産相は閣議後の会見で立候補の意向を表明し、その後、神奈川・横浜市での会合で決意を語りました。

小泉農林水産相:
自民党がまず一つになり、そして野党と向き合って一緒になって政策を前に進めていく。もう1回、皆さんとともに信頼回復をするような自民党を作っていきたい。

高市前経済安保相も週内の出馬会見に向け調整を進めています。

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