9月16日午前10時40分ごろ、北海道三笠市幾春別向町の住宅にヒグマが侵入したことがわかった。
警察によると、現場は平屋の公営住宅。
住宅には夫婦が2人で暮らしていたが、当時、住宅内には女性がいてヒグマを目撃した。

“ヒグマ”リビングの窓ガラス割り住居侵入
警察などによると、ヒグマはリビングの窓ガラスを割って住宅に侵入。当時、女性は室内で洗濯中で、その目の前を通って、元々開いていた玄関ドアから出ていったということだ。女性の夫は当時、住宅の外にいた。
ケガ人はいなかった。
その後、三笠市に「自宅の中にいるときに、公営住宅の窓ガラスが割れてクマが室内に入った後、玄関から出ていった」と通報があったということだ。
ヒグマは1頭で、体長は約1.2メートル、室内には足跡が複数ついていて横幅が約9センチだった。
住宅内に食べ痕などは確認されていない。

警察によると、当時、玄関のカギはかかっていなかった。
ハンターと市の職員が住宅内を確認し、足跡を見つけ、ヒグマのものと特定した。
その後、ヒグマがどの方向へ立ち去ったかは分かっておらず、警察などが警戒を強めている。