47都道府県の基準地価が17日発表され、全国平均が4年連続で上昇したことが分かった。都市部で上昇基調が継続しているほか、好調なインバウンドで住宅需要が増大しているリゾート地も目立つ。
7月1日時点の全国平均の基準地価は、住宅地がプラス1.0%、商業地はプラス2.8%、全用途ではプラス1.5%と4年連続で上昇した。いずれも上昇率は、1991年のバブル期以来最大となった。
以下、都道府県ごとの住宅地の平均価格ランキングと、住宅地・商業地の上昇率トップ10。

●都道府県庁所在地の住宅地「平均」価格ランキング(万円/平方メートル)

1位 東京23区  76万5200円
2位 大阪市   28万8100円
3位 横浜市   26万4100円
4位 那覇市   24万4100円
5位 名古屋市  23万1500円
6位 京都市   22万9800円
7位 福岡市   21万8100円
8位 さいたま市 21万0800円
9位 神戸市   20万8100円
10位 仙台市  14万5500円
11位 千葉市  12万9400円
12位 広島市  11万9800円
13位 静岡市  11万7500円
14位 札幌市  10万8400円
15位 奈良市   9万7600円
16位 鹿児島市  9万5300円
17位 金沢市   9万0000円
18位 大津市   8万1700円
19位 松山市   7万8400円
20位 徳島市   7万5000円
21位 和歌山市  7万3900円
22位 熊本市   7万3200円
23位 高知市   7万1900円
24位 岐阜市   7万0600円
25位 宇都宮市  6万3100円
26位 岡山市   6万2800円
27位 大分市   6万0200円
28位 山形市   5万8000円
29位 盛岡市   5万6000円
30位 新潟市   5万2000円
31位 長崎市   5万1500円
32位 福井市   5万0700円
33位 高松市   5万0100円
34位 宮崎市   4万9300円
35位 水戸市   4万6300円
35位 前橋市   4万6300円
37位 福島市   4万4600円
38位 長野市   4万3500円
39位 富山市   4万0100円
40位 松江市   3万8100円
40位 佐賀市   3万8100円
42位 津市    3万7200円
43位 甲府市   3万6900円
44位 秋田市   3万6100円
45位 青森市   3万4500円
46位 山口市   2万7700円
47位 鳥取市   2万6000円


●住宅地の基準地価上昇率トップ10
1位「富良野ー3」北海道富良野市 27.1%(5万1600円)
2位「千歳ー1」 北海道千歳市  23.2%(11万7000円)
3位「千歳ー3」 北海道千歳市  23.1%(14万9000円)
4位「真狩ー1」 北海道虻田郡真狩村 19.7%(7900円)
5位「つくばー36」茨城県つくば市 19.6%(7万5600円)
6位「真狩ー2」 北海道虻田郡真狩村 19.0%(6900円)
7位「宮古島ー11」沖縄県宮古島市 18.8%(2万4000円)
8位「恩納ー1」 沖縄県国頭郡恩納村 18.7%(3万7500円)
9位「宮古島-15」沖縄県宮古島市 18.6%(1万7200円)
10位「流山-4」 千葉県流山市  17.9%(17万1000円)

●商業地の基準地価上昇率トップ10
1位「千歳5-2」北海道千歳市  31.4%(15万5000円)
2位「千歳5-3」北海道千歳市  29.9%(16万5000円)
3位「千歳5-1」北海道千歳市  29.6%(12万7000円)
4位「白馬5-2」長野県北安曇郡白馬村 29.3%(6万7500円)
5位「高山5-4」岐阜県高山市  28.1%(49万3000円)
6位「台東5-1」東京都台東区浅草 27.4%(386万円)
7位「台東5-17」東京都台東区西浅草 25.2%(288万円)
8位「中央5-23」東京都中央区湊 25.0%(185万円)
8位「渋谷5-10」東京都渋谷区円山町 25.0%(225万円)
10位「中央5-27」東京都中央区銀座 24.9%(456万円)

(※写真は資料)

プライムオンライン編集部
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