閉業から1年あまり。福岡市西区のショッピングセンター『マリノアシティ福岡』の跡地で新たな動きがみられた。

投稿が相次ぐスポット SNS上で話題に

「怪獣に食べられたみたいになってた」

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「すごい廃墟感!」

何かにかじられたように、一部がなくなった観覧車。9月13日に福岡市西区のショッピングセンター『マリノアシティ福岡』跡地で撮影されたものだ。

「マリノアシティ福岡」跡地(福岡市西区)
「マリノアシティ福岡」跡地(福岡市西区)

2024年8月、福岡県内外の多くの買い物客に惜しまれながら閉業した『マリノアシティ福岡』。閉業前までは約160店舗が入居していた。そのランドマークとして親しまれたのが、高さ60メートルの「スカイホイール」と呼ばれていた観覧車だった。

営業最終日も長蛇の列ができるほどの愛され振りだった。

“廃墟”と“アート”が混在

閉業から1年あまり。SNSの投稿を見て現場を訪れた記者は「本当ですね!ゴンドラごとなくなってます」と驚きを隠せない。

解体途中の観覧車が、その無残な姿を晒していたのだ。記念に写真を撮りに訪れる人もいるほどだった。

写真を撮っていた男性に話を聞くと「SNSでこの状態の写真を投稿されている方がいて、さびしいが新しい施設ができると思うのでそれはそれで楽しみ」と話す。また「衝撃的なところもあるけど、廃墟っぽい感じがアートっぽい感じもして、なかなか。観覧車の解体途中って一生に一度だと思う」と話す女性もいて、それぞれの思いで解体される観覧車を見上げていた。

『マリノア』を運営していた福岡地所は、三井不動産と共同で新たな商業施設の建設を検討していて、どのように生まれ変わっていくのか引き続き注目される。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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