各地の道路で、逆走車と遭遇する危険な瞬間が相次いでカメラに捉えられている。埼玉では真っ正面からスピードを落とすことなく迫る逆走車、広島では軽く会釈する逆走ドライバー、東京では高速出口に逆走車が出没した。
まさか…突然迫る逆走車に騒然
さいたま市で5日午後4時頃に撮影されたのは、真っ正面からスピードを落とすことなく迫ってくる逆走車だ。
車を走らせていた目撃者と同乗者は、「え?」「一方通行だよね?」と驚いた様子で声をあげている。突然の出来事に驚いた目撃者は、ある疑問が浮かんだと述べている。
目撃者は、「自分が間違っていることを疑ったんですよ。いや、そんなことはない、間違っているのは相手だと」と当時の心境を語っている。
逆走車と遭遇したのは、片側2車線の一方通行の道路だ。目撃者によると、車はそのまま走り去っていったという。
思わず声が漏れる危険な瞬間
一方、広島・東広島市で6日午後6時半頃、こちらでも“目を疑う”光景がカメラに捉えられていた。本来、いるはずのない場所にいたのは、“逆走車”だった。
目撃者の男女は、「え?(クラクション)」「え?え?ウソ?ウソ?ウソ?」と強い驚きを示している。
インタビューに目撃者は、「一番最初に『え?』っていう驚きと、このままもし突っ込んできたらどうしようっていう恐怖感」と当時の恐怖を説明している。
また、目撃者によると、乗っていたのは50~60代くらいの女性だった。
運転手はこちら側に軽く会釈をしたあと、正しい車線へと戻っていったという。
目撃者は、「自分がそう(逆走に)ならないためにも、まず安全運転に尽きると思う」と話す。
高速出口付近で…切り返し本来の方向へ
一方、東京・練馬区で12日午後5時過ぎに、恐怖の逆走車が撮影されていた。
目撃者が外環道の出口付近にあるカーブを抜けると、目の前にヘッドライトが迫ってきた。
当時について目撃者は、「目の前に映った光景が、テレビで見たような光景だったので、まず驚いた」と振り返っている。
“逆走車”を避けるようにハンドルを切りながら、目撃者は「もう逆走だよ…逆走―!」と声をあげ、危険を知らせた。
すると車は逆走に気がついたのか、その場で車を切り返し、本来の方向へと戻っていった。
目撃者は、「声をかけてよかったなと正直思った。それに気づいて、その後の事故には発展しなかったのはよかった」と話す。
(「イット!」 12月15日放送より)
