緊急着陸したユナイテッド航空機の貨物室に燃焼の痕跡はなく、警告の誤作動などについて調べていく方針です。
9月12日夜、成田発フィリピン・セブ行きのユナイテッド航空32便で、貨物室での出火を示す警告が表示され、関西空港に緊急着陸しました。
乗客乗員142人が緊急脱出し、乗客5人が軽いけがをしました。
国の運輸安全委員会の調査官が13日に現地に入り、火災検知システムの作動履歴など機体の詳しい状況を確認し、15日、取材に対して、警告が誤って作動した可能性について言及しました。
運輸安全委員会事務局・高橋充航空事故調査官(高ははしごだか):
後方の貨物室に燃焼の痕跡は見られなかった。(Q.誤作動の可能性か?)そちらの可能性もある。インジケーター誤作動の可能性含め、FDR(フライトレコーダ)のデータと整合するよう調べていく。
運輸安全委員会では、今回集めたデータなどを分析し原因を詳しく調べるとしています。