札幌市北区の認可保育園で2024年10月、1歳の男の子が給食を喉に詰まらせて死亡した事故で、目安の3倍近い大きさの肉が出されていたことが分かった。
認可保育園での死亡事故 基準より”約3倍大きい”肉
2024年10月、札幌師北区の認可保育園で1歳の男の子が給食で出された豚肉の炒め物を喉に詰まらせて死亡した。
専門家による報告書によると、男の子の成長の状況から市の目安に合わせると豚肉は1センチ以下の大きさで提供されるべきところ、3倍近いサイズで提供されていたことが分かった。
さらに当時、保育園の対応により男の子の119番通報が遅れた可能性もあるという。
「こういった事例が二度と起きない対策を行政機関としてやっていきたい」(秋元克広 札幌市長)

家庭での事故にも注意
子供の“のど詰まり事故”については、家でも十分な注意が必要だ。
ここ5年、市内では食べ物などによる窒息で子ども47人が搬送されていて、6人が重症となっている。
果物やクッキーなどが原因となった事例が確認されている。
