雨の岐阜・高山市、山あいの道路で目撃されたのは、転落事故の瞬間です。

目撃者:
前の車がふらつき始めて、そのまま崖へ落ちていきました。

約10メートルの高さから落下した車。
ひっくり返り、車体の半分ほど川につかっています。

目撃者が落ちた車の元に向かうと…。

目撃者:
橋の上から『大丈夫ですか?生きてますか?』って声かけに、車をドン!ドン!ドン!とたたく音が聞こえた。助手席の後部座席から女性がひょこっと出てきた。『1人?』と聞いたら『運転手がまだいる』と。『シートベルトが外れない』と言って。

そこで目撃者が救助に向かいます。
車からバスタオルを取り出し、ロープのようにつなぎあわせ、崖の下へ。
なんとかドライバーを助け出すことに成功しました。

目撃者によりますと、転落した車に乗っていたのは30代くらいの男女2人。

しばらくして、2人は救急車で病院へ運ばれていきました。

なぜ車は崖の下へ転落したのでしょうか。

目撃者に対し、2人は“居眠り運転”と言っていたといいます。

目撃者:
眠くて『そろそろ止まろうね』と話していて、そのまま寝ちゃったみたい。たまたま後ろにいたから落ちたというのがわかったが、10秒20秒違っていたら気づかずに…。やっぱり早めの休憩が大切かなと思いました。