12日、記者からの「自民党総裁選に出馬するのか」という質問に“進次郎節”で応じた小泉農水相。
小泉農水相:
(Q.自民党総裁選出馬について)出馬するのではないかとかいう報道に加え、出馬しないんじゃないかという報道もありますね。こういう時期になると、情報戦、報道合戦、いろんなことがあるが、(自民)党内の分断、こういった“傷”を修復して、癒やして、ひとつになって前に進めていく。
小泉農水相は「自民党内の傷を癒やしたい」と強調。そして…。
小泉農水相(神奈川・横須賀市出身):
(Q.週末に地元の声を聞いて出馬を判断?)やはり政治家として、よって立つ所は生まれ育った地元です。重要な判断をする時、横須賀(市)と三浦(市)のことを思いながら、そして皆さんの声を伺いながら、最終的に対応して判断をしていきたい。
前回の総裁選出馬表明の前に地元を訪れていた小泉氏。
すでに総裁選出馬の意向を固めていて、この週末に地元・横須賀市で支援者に説明する方針です。
また、高市前経済安保相は11日夜、自らを支援する議員らに出馬の意向を伝達。
高市氏陣営 自民党・黄川田仁志衆院議員:
(高市氏)本人が総裁選に出馬する意思を固めたと。自民党を立て直すことで、日本をさらに前進させると。
小泉・高市両氏が新たに出馬の意向を固めたことで、この5人での戦いに固まりつつある自民党総裁選。
11日、出馬の意向を表明した小林元経済安保相は12日、石破首相のもとを訪れました。
小林元経済安保相:
(Q.石破首相と何を話したか?)(首相からは)出馬するのであれば、自分の信念を持って、党員、国民の皆さんに堂々と訴えるようにと(伝えられた)。
そして、次の総裁候補に求められるのは野党との関係性ですが、国民民主党の榛葉幹事長は12日午後4時過ぎ、「今度、自民党の総裁選に出る(とされる)方々は、どなたも素晴らしい方々だと思いますよ。ただ組織のトップになると、いろんなものが肩に乗っかってくるから…」と話しました。
また、立憲民主党の野田代表は「自民党の総裁選について)今出てきている顔ぶれというのは、1年前にも挑戦をされた人ばかり。ようは1年前の“敗者復活戦”みたいなものですよね。そのまま前回と同じ主張だったら意味がないので、どういう連携ができるのか、議論ができるのか見定めたい」と述べました。
茂木氏と林氏も含め構図が固まりつつある総裁選ですが、来週は相次ぎ出馬表明が行われる見通しです。