自慢のチームワークで「無敵」のバレーを目指す
今年の夏、12年ぶりに全日本中学選手権に出場した松山市立鴨川中学校男子バレーボール部。
30人の大所帯で一致団結し、新チームは「全国制覇」を目標に掲げている。
自慢のチームワークと声掛けが光る、鴨中バレー部の青春に迫った。

近隣中学の部員と合わせた大所帯のバレーボールチーム
部員たちで円陣を組んで掛け声:
「盛り上がりが足りないぞ!オー!!」
松山市立鴨川中学校男子バレーボール部は、バレー部がない近隣中学の部員と合わせ、30人の大所帯で練習に励んでいる。
3年・前主将・境大悟選手:
「全国でもしっかり勝負できるチームという目標を立てて、その目標を達成できるように練習してきました」
鴨川中学・宮本大輔監督:
「1,2年生のサーブが優しめやな。10対0でスタート」
これまで松山市内の他の2校を全国に導いてきた宮本大輔監督が今年度、新たに就任。
全国で勝負ができるチームを目標に掲げた鴨中バレー部は、12年ぶりに全日本中学選手権に出場した。

このチームに所属する逸材たち
全国で躍動したエースが3年生の中須賀紅葉選手。
バネを活かした跳躍力を武器に、身長170㎝ながらも最高到達点はチームトップの2m96cm。
愛媛県選抜にも選ばれている逸材だ。
2年生には攻撃の司令塔・セッターの山下空和選手。
身長177㎝とチーム1の高さを誇る、次期エースアタッカー折岡貫太郎選手。
新たなキャプテン村田大翔選手とともに、小学生の時に全国3位も経験し、戦力の厚さが光る。

チーム内の声掛け
鴨中バレー部もうひとつの特徴が「チーム内の声掛け」。
境くんがレシーブをミスしたら…
「あーごめん」
チームメイト:
「ドンマイ」
何があっても声を掛け合う、中学は違っても温かな交流が続いています。
そんな鴨中バレー部に聞きました。
「Q.バレーボールの魅力は?」

バレーボールの魅力って?
中須賀紅葉選手:
「バレーボールの魅力って?」
境大悟選手:
「チーム全員で盛り上がれる」
松本悠希選手:
「相手のスパイクをドシャットした時の快感」
門屋吉晃選手:
「1分1秒何が起こるかわからない」
藤田永遠選手:
「チームでボールをつなげる」
髙岡煌大選手:
「スパイクを決めた時の盛り上がり」
林国弘選手:
「チームの団結力」
鶴岡拓海選手:
「坊主の青春」
12年ぶりの全中は予選敗退に終わったが、一致団結して挑んだ大舞台の経験を糧に、2年生中心の新チームにリベンジを託した。

バトンを引き継ぎ始動した「新生」鴨中バレー部
3年・前主将・境大悟選手:
「(新チームは)先生やコーチといる時間も長いので、それも含めて僕たちをすべての面で超えられるような、チームになってほしいなと思います」
2年・新主将・村田大翔:
「全国は県や四国と比べても全然強さも違うし、歯が立たなかった、あんまり戦えなかったので、次の全国ではしっかりと勝ち切れるようにして、そして先輩を超えられるようにしたいです」
バトンを引き継ぎ始動した「新生」鴨中バレー部。
背中に背負った「無敵」の文字通り、自慢のチームワークで向かうところ敵なしだ!
全員:
「新チームの目標は全国制覇!」
