秋雨前線の影響で大気の状況が不安定となり、太平洋側を中心に非常に激しい雨が降っています。
東京23区でも雷を伴うゲリラ豪雨が発生し、猛烈な雨となり、東京と神奈川に記録的短時間大雨情報が発表されています。
10日から本州付近に停滞している前線の影響で、全国的に大気が不安定となり、猛烈な雨が各地で降っています。
東京・目黒区や世田谷区と神奈川県の川崎市や横浜市では、1時間に約100mmやそれ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。
都内では午後から雨雲が急発達し、猛烈な雨が降り続け、世田谷区は観測史上1位となる1時間に92mmの雨を観測しました。
世田谷区用賀では、道路が冠水するなどして交通への影響が出ています。
そして、都内を流れる目黒川は氾濫危険水位を超えました。
河川カメラを見ると、川の水位が急激に上がっている様子が見られます。
また、東京23区西部の中野区や杉並区を流れる妙正寺川や世田谷区などを流れる野川や仙川などが氾濫危険水位に達する恐れがあります。
河川の急な増水に注意し、少しでも異変を感じたらすぐに川から離れて安全な場所に避難するようにしてください。
決して川を見に行かないでください。
また、11日夜にかけても大雨による低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害などに十分に警戒してください。
また、関東の広い範囲で雷雨の可能性もあります。
落雷による停電や火災、竜巻などの激しい突風、ひょうなどにも十分注意してください。
大雨の影響で、関東の一部で7000軒以上が停電しています。
東京電力によりますと、11日午後3時40分時点で、東京都内では目黒区や北区、世田谷区などで約4200軒、神奈川県内では川崎市で約790軒、また群馬県の高崎市では約150軒が停電しているということです。