9日の夜は、県北部で雷が多発しました。このカミナリは、100キロ離れた宮崎市からも見る事が出来たため、多くの人が撮影し、SNSで発信していました。まずはこちらの映像から。9日夜、延岡市方面を捉えた映像です。
(古山気象予報士)
私が宮崎市内から北のほうの空を撮影したものなんですけれども、同じような光景をSNSで多くの方が発信していました。
つづいて午後10時半ごろに綾町で撮影された映像。県北では強い雨が降っていたんですよね。
(古山気象予報士)
雨雲レーダーで確認していきます。延岡市付近は赤い表示。猛烈な雨を解析していました。雷の状況を重ねますと、連続的に雷が発生した事がわかるんですね。宮崎市内から延岡市までは100キロ弱あるんですけれども、この光が宮崎市内から見えていたということになります。
宮崎市内はあまり雲がなかったので、よりよく見えるということもあったのでしょうか。視聴者の方から疑問も寄せられました。空の色が雷のオレンジっぽい色なんですけれども、なんで雷の音がないのですか?なぜ光だけなんですか?という質問です。
(古山気象予報士)
これは、音よりも光のほうが遠くへ届くから、ということになります。音はせいぜい20キロくらいまでなんですけれども、光は条件がよければ、200~300キロ離れていても見えるということで、音は聞こえないけど光だけが見えるという状況になったと思われます。