敦賀市出身で国内外で活躍する陸上男子100メートルの愛宕頼選手が9日、母校の敦賀西小学校で後輩たちに速く走るコツを伝授しました。
愛宕頼選手は敦賀西小学校を卒業し、現在は東海大学の4年生です。
男子100メートルの選手として、今年4月の出雲陸上でパリ五輪代表を抑えて優勝し、大会MVPを獲得。5月には中国・広州での世界リレーに日本代表として出場しました。
「跳ねるジャンプと腕降り、この2つを考えて走る」(愛宕選手)
体育館で行われた実技指導には、4年生から6年生の児童約100人が参加。愛宕選手は腕を大きく降った早歩きやスキップの動作を通して、速く走るコツを伝授していました。
10月に体育大会を控える児童たちはさっそくアドバイスを試していました。
児童たちは―
「走るときに大切なことや新しいことにチャレンジすること、諦めずに頑張ることの大切さが分かりました」
「走るのが速すぎて扇風機の強のような風が来た」
愛宕選手は「小学生の頃の自分は、陸上競技に触れていなかった。まだまだこれからいろんなことに挑戦して、自分の道をしっかりと見つけてほしい」とエールを送って いました。
愛宕選手は3年後に開催されるロスオリンピックへの出場を目指しています。