9月は台風や秋雨前線による大雨が増える季節です。そうした大雨による土砂災害を防ごうと、県などは9日、土砂災害の危険区域をパトロールしました。
福井県は毎年、梅雨と台風の時期の2回、県内全域で土砂災害の危険箇所をパトロールしています。
9日は福井市と永平寺町の管内が対象に選ばれ、県職員や消防署員、警察官ら約20人が土砂災害警戒区域に指定されている2カ所を視察しました。
2004年の福井豪雨で土石流の被害があった福井市本堂町安居地区では、2014年から砂防えん堤の整備事業が始まり今年度中に完成する予定ですが、工事に伴って土砂が流出しやすい状態になっているため、注意が必要なことを確認しました。
県農林総合事務所の担当者は「土砂災害から地域住民の命、財産などを守り、被害を最小限に食い止めるために、今回の合同パトロールを通じて各関係機関の連携を強化し、防災につなげていきたい」と話していました。
パトロールは9月中に県内9カ所で行われます。
