建設工事の効率化や人手不足の解消のため、今後、導入が進むと見込まれる大型重機の遠隔操作について学ぶ体験会が9月8日、岩手県北上市で開かれました。
北上市内で開かれた遠隔操作の体験会には、重機のオペレーターなど約20人が参加し、メーカーの担当者の説明を受けながらコントロール装置を使い実際に操作しました。
建設用重機の遠隔操作は、危険度の高い場所でも安全を確保できることから、災害復旧の現場などで導入が進んでいます。
また生産性向上にもつながり、建設現場での働き方改革や、人手不足の解消を図れるとして期待が高まっています。
参加者は重機から30mほど離れた場所で操作を体験し、その動きを確かめていました。
参加者
「まだ初めてなので慣れていないが、すごい技術だというのは体験できた」
小原建設 小原学社長
「将来こういうものを使えば人手不足解消に少し役立つということで、将来の可能性は高いと感じた」
体験会を企画した北上市の小原建設では、10月以降実際の建設現場で、遠隔操作のテストを行う予定です。