今年6月、名古屋・栄のホテルで男性の遺体が見つかった事件で、いわゆる「美人局」を計画し現金などを脅し取った罪に問われている男が、初公判で起訴内容を認めました。
春日井市の無職・波多野佑哉被告(23)は今年6月、実行役の男女2人と共謀し、女(当時19)がホテルに誘い込んだ男性(当時32)に、「俺の妹に何してんだ」などと言いがかりをつけ、示談金として現金を脅し取った罪に問われています。
9日の初公判で波多野被告は起訴内容を認め、検察側は「実行行為には及んでいないものの、手を汚さず分け前を得ている」などとして拘禁刑3年を求刑しました。
弁護側は「反省の態度を十分示している」などとして執行猶予付きの判決を求めました。
この事件では、実行役の加藤伶音被告(20)が抵抗した男性の首を絞めて死亡させ、現金などを奪った強盗致死の罪で起訴され、ホテルに誘い込んだ当時19歳の女が保護観察処分となっています。