◆ロサンゼルス・ドジャース3-1コロラド・ロッキーズ 8日(日本時間9日午前11時10分試合開始、ドジャースタジアム)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは8日(日本時間9日)、ホームでロッキーズと対戦し、大谷翔平選手(31)は「1番DH」で先発出場した。
前日のオリオールズ戦で大谷は先発の菅野智之投手(35)から第1打席で47号、第2打席で48号とホームランを連発。ナ・リーグ本塁打王争いトップのシュワーバー(フィリーズ)に1本差と迫った。第3打席以降は3四球で5出塁を果たし、5連敗中だったドジャースの勝利に貢献した。
ドジャースの先発は今季1勝3敗・防御率3.41、大谷が緊急登板した5日に先発を回避していたグラスノー投手。一方、ロッキーズの先発は今季2勝12敗・防御率6.77のドーランダー投手が務めた。ドジャースは8月12日以来けがのため試合から遠ざかっていたマックス・マンシー内野手が4番サードで先発復帰を果たした。
1回裏の第1打席、大谷はカウント1-2で4球目の内角チェンジアップを見逃し三振。
2回表1死3塁で6番ファーマーがレフトへ犠牲フライを打ってロッキーズが1点を先制。
3回裏1死1、3塁のチャンスで大谷の第2打席、カウント2-2で5球目の外角カーブにバットが空を切って三振に倒れた。
6回裏無死1塁で大谷の第3打席を迎え、ロッキーズはドーランダーから2番手メヒアに継投。大谷は3-2フルカウントから6球目で四球を選び出塁。1死1、3塁となって3番フリーマンがワンバウンドで一塁手の頭上を越えるライトへのタイムリー安打を放ち、ドジャースが1-1の同点に追いつく。大谷は3塁まで進んだが得点はならなかった。
7回裏2死1塁で大谷の第4打席、この回から登板の3番手チビリがカウント2-1から投じた4球目の内角チェンジアップを引っ張ってライトへ二塁打を放ち、2死2、3塁とチャンスメイク。続く2番ムーキー・ベッツがセンターへ2点タイムリーを打って2塁から大谷も生還。ドジャースが3-1と逆転し、大谷は両リーグトップ独走の今季128得点とした。
ドジャースの先発グラスノーは四球2つを与えて1点を失いながら、7回までノーヒットピッチングを継続。8回表から登板した2番手トライネンも三者凡退に抑え、“ノーヒッター”に期待がかかったが、9回表に登板した3番手スコットが先頭の9番リッターに二塁打を許し、快挙達成はならず。それでも後続を抑えたドジャースが3-1でロッキーズを下し、2連勝を飾った。
大谷は3打数1安打1四球、得点1、三振2の成績だった。