石破総理は2024年10月に鳥取県では初となる内閣総理大臣に就任しました。それから11か月余り。石破政権のこれまでを振り返ります。
衆議院・額賀議長:
石破茂君を内閣総理大臣に指名することにいたしました。
2024年10月1日…鳥取県選出の国会議員として初の総理誕生。
地元・鳥取でのフィーバーも束の間、石破新総理に厳しい現実を突きつけたのが、就任直後の「衆議院解散総選挙」でした。
裏金問題に端を発した自民党への逆風で与党が過半数割れ…惨敗を喫しました。
少数与党として多難な船出となった石破政権。
足元では、政治改革や物価高騰対策などへの対応で野党配慮の綱渡りの国会運営を迫られるなか、アメリカ・トランプ政権が突如として打ち出した関税措置についても交渉、合意への道のりは困難を極めました。
まさに「内憂外患」の状態が続くなかで迎えた夏の参院選。
ここでも与党で過半数を割り込む大敗。
国政選挙で2連敗しても続投への強い意欲を示したものの、結局、党内で強まり続ける退陣要求に耐えることはできませんでした。
1986年の総選挙で初当選した石破総理。
政治家人生38年の最後の最後で掴んだ総理大臣の座でしたが、わずか1年で退くことになりました。