台風15号では、宮崎県門川町で収穫を控えたミニトマトのハウスが被災し、河野知事が被害状況を確認しました。
門川町庵川では、10戸がミニトマトなどを栽培していて、台風15号で近くの川があふれ、ハウスが浸水し、県が被害状況を調査しています。
河野知事は横井嘉次郎さんのハウスで、ミニトマトの養液栽培設備の破損状況などを確認しました。
横井さんによりますと、最大およそ80センチ浸水し、およそ26アールは苗を植え替える必要があるということです。この地区では去年10月にも浸水被害が発生していて、2年連続の被害となりました。
(河野俊嗣知事)
「1年もたたない間に、また被災をされ、大変胸の痛む思いです。温暖化が進む中で、大雨、そして台風による被害がますます激甚化をしている、そういう状況に対してしっかりと国土の強靭化を図っていく。その対策を進めていきたい。」
(ミニトマト生産者 横井嘉次郎さん)
「この団地に入っている人たち、新規就農者が多いんですよね。2年連続で被害を受けるとなかなか厳しい。今、必死に頑張っているところです。」
県は、被災農家に病気の予防や経営の維持に必要な資金面などの助言をすることにしています。