石破総理大臣が9月7日夜、記者会見を開き、辞任する意向を明らかにした。

石破首相:
米国関税措置に関する交渉に一つの区切りがついた今こそが、そのしかるべきタイミングであると考え、後進に道を譲る決断を致しました。
午後6時からの辞意表明の会見で石破首相は、時折、声を詰まらせながら、「忸怩たる思い」「最大の心残り」と悔しさをにじませた。

さらに、地方創生や防災庁の設置、コメ政策の転換、物価高騰を上回る賃金上げ、そして政治改革といった課題に触れ、「残念ながら道半ばと言わざるを得ない」などと述べた。
野党の反応は…

立憲民主党・野田代表:
やりたいことはいろいろあったんでしょうけど、常に葛藤を持ちながらの総理在任中のご苦労であったろうと。

日本維新の会・藤田共同代表:
可及的速やかに政治空白を作らずに新しい体制を決め、そして国会を召集して議論をしていくということが肝要かと。

国民民主党・玉木代表:
衆参で自公過半数割れは石破総理が辞めても変わらないですから。
野党に託された民意を丁寧に反映する政権運営を行っていただきたいと。

共産党の田村委員長は、辞任を「当然だ」として、後任が「誰になろうと自民党は変わらない」と述べた。

参議院選挙で躍進した参政党の神谷代表は、「衆議院の解散も含めいろいろ準備をしないといけない」として、辞任が政局につながることを警戒した。