熊本市北区にある製薬会社・KMバイオロジクスは、今シーズンの季節性インフルエンザのワクチンの出荷を、9月6日から開始しました。
9月6日午前3時半ごろ、大津町にあるKMバイオロジクスの配送センターでは、温度管理された倉庫から、ワクチンが入った箱が次々と運び出され、トラックに積み込まれていました。
KMバイオロジクスによりますと、全国の医療機関からの報告をもとにしたインフルエンザの患者数が、昨シーズンは1999年以来、最多を記録。出荷されたインフルエンザワクチンは、卸業者などを通して全国の医療機関に届けられます。
また、KMバイオロジクスは、毎年10月1日を『インフルエンザ予防啓発の日』として記念日登録し、9月4日に登録証の授与式が行われました。
KMバイオロジクスによりますと、インフルエンザワクチンの接種が可能になるのが、毎年10月ごろからということで、今回『10月1日』で申請したということです。
【KMバイオロジクス 高橋 洋匡社長】
「(インフルエンザの〕流行シーズンが年末からとなるが、それに向けては10月、11月といった事前の予防が要になるので、ここできちんと受けていただきたい」