9月3日夜、宮城県加美町の住宅でクマが目撃され、住宅では飼っていた七面鳥が食べられる被害があったということです。
防犯カメラに映るクマ。何かを探しているように見えます。
警察によりますと、3日午後9時半過ぎ、加美町宮崎に住む女性から「玄関先に設置している防犯カメラのモニターを確認したところクマがいる」と通報がありました。
警察が住宅に駆け付けましたが、クマはすでに立ち去っていて、行方は分かっていません。
目撃した住民
「玄関の後ろがガラス戸なので、もしガラスが割れたら中に入って来られてしまうのではないかという恐怖はありました」
この住宅では、9月2日までに七面鳥などあわせて12羽が食べられる被害を受けていて、3日も、唯一残っていた七面鳥1羽が食べられていたということです。
住民は4日に、入口を塞ぐほか、七面鳥のかごを室内に入れるなどの対策を講じる予定だったということです。
目撃した住民
「防犯カメラの映像では鳥が入っている小屋をゆすって落として、ふたを開けて鳥を横から取り出して食べるという形でした。七面鳥の大きさも平気で襲うことを考えると、七面鳥は人間がしゃがむのと同じ大きさなので、とても怖いなと思いました」
警察は爆竹やサイレンを鳴らすなどの対応にあたり、付近の住民に注意を呼び掛けています。