岩手県盛岡市内丸にあるビルの地下1階に、2025年6月にオープンした「本格アジアン料理 アジアの台所」。
店主のカンデル・アルンさんは、「日によって色々な国の料理を食べながら、その国の雰囲気を感じていただきたい」と語る。
そのうえで「日本で多いのが『ここに行けばネパールの料理』『ここに行けばインド料理』という専門の店。同じ場所で色々な国の料理を味わえる場所を作りたいと思ったのと、宴会などができたり、家族で来店してそれぞれが好みの料理を楽しめるようにと考えた」と語る店主のアルンさん。
味わえる料理は、ネパール・インド・トルコ・タイ・韓国の5カ国。それぞれの国のおすすめ料理も揃っている。
インドとネパールの定番「タカリカナセット」は、ご飯からデザートまで全て揃っている一つのセットで、2種類のカレーにスープ、炒めものからデザートまで楽しめる伝統料理は、ボリュームも満点で、使うスパイスの辛さと香りがたまらない。
タイの定番料理「ガパオライス」は、ご飯とチキンの挽肉を混ぜ、タイ専用のスパイスの味付けをして作ったもの。目玉焼き・ご飯・挽肉をよく混ぜると、ジューシーさと爽やかなバジルの風味が食欲をそそる。
焼いた肉をサラダと包むトルコ料理「ケバブラップ」の味の決め手は、オリジナルのソース。トマトとニンニクおろしや、野菜系のタマネギ・ニンジンなど少しずつ入れて混ぜている。
フライドチキンを甘辛いソースに絡ませた、人気の韓国料理「ヤンニョムチキン」は、甘口と辛口が選べる。ジューシーな鶏肉とうま辛ソースはビールとの相性も抜群で、宴会でも人気のメニューだ。
メニューの豊富さと本格的な味が評判の店。
一つの国だけではなく、様々な国の料理を提供するため大切にしていることについて、アルンさんは「ネパールとインドは専門のシェフが作っていて、その他の韓国・トルコの料理などは、専門の料理人から教わり、作っている。オープンしたばかりなので、その国ごとの料理は、まだ全然少ないが、これからお客さまの意見も聞きながら、その国ごとの料理を少しずつ増やしていきたい」と語る。
その日の気分で色々な国の料理が味わえる、盛岡市の「本格アジアン料理 アジアの台所」。盛岡にいながら、アジア旅行気分を味わえる場所として、今後、注目を集めそうだ。