シルクハットを手にモーニング姿で歩かれる秋篠宮家の長男・悠仁さま。
6日に成年式を終えたことを報告するため、三重県の伊勢神宮を訪問され、外宮に玉串を捧げ、深く礼拝されました。
40年ぶりに開かれた悠仁さまの成年式。
皇居・宮殿「春秋の間」で行われた「加冠の儀」では、未成年用の装束である浅黄色の「闕腋袍(けってきのほう)」を着用。
そして、257万円で新調され、天皇陛下から贈られた青年用の「冠」を着用。
その後、掛緒(かけお)の両端が和ばさみで切り落とされました。
この時の音が、成人して一人前になることを示す「元服」の瞬間を象徴するとされています。
そして、約6メートルある裾を引きながら陛下のもとに向かい、「本日は成年式にあたり冠を賜り誠にありがとうございました。天皇皇后両陛下には加冠の儀に御臨席を賜り誠にありがとうございます」とあいさつされました。
悠仁さまはこのあと、両陛下にあいさつする「朝見の儀」を経て成年式の儀式を終えられました。
そして8日、外宮に続き内宮も参拝された悠仁さま。
移動先の奈良県で初代天皇とされる神武天皇陵を参拝し、成年式を終えたことを報告されました。
一方、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは8日、2004年に起きた中越地震の被災地である新潟・小千谷市を訪問されました。
向かわれたのはニシキゴイ発祥の地として知られる、小千谷市にある「錦鯉の里」です。
愛子さまは、ニシキゴイの品種などについて質問をしたあと、「丹頂紅白」という品種を放流されました。
施設をあとにする際には、地元の保育園児と言葉を交わされました。
愛子さまは午後4時ごろ、JR長岡駅前で集まった人たちに手を振り、初めて訪れた新潟での日程を終えられました。