5日午前、玉名郡南関町の九州自動車道で、大型トラック1台が横転し、その後、炎上しました。トラックの荷台には可燃性の気化水素のタンクが積まれていたため消火に時間がかかり、上下線の一部区間が一時通行止めとなりました。
【堂前 泉紀 記者】
「玉名郡南関町の九州自動車道下り線です。大型トラックが横転し、ガードレールがひしゃげています。そして後ろに目をやると、多くの車が渋滞をつくっています」
【近くの住民】
「車がぶつかった時だと思うが、大きい〈ドン〉という音がした」
「真っ黒(な煙)で上まで上がっていた」
5日午前9時40分ごろ、南関町小原の九州自動車道下り線で、「トラックが横転し、炎が上がっている」と警察に通報がありました。
こちらは、上り線を通行していた車から撮影された映像。トラックが真っ赤な炎と黒煙に包まれていました。
警察や消防によりますと、この火事で、大型トラック1台が全焼。トラックの荷台には可燃性の気化水素のタンクが積まれていたため消火に時間がかかり、発生から約7時間後の午後4時40分ごろに消し止められました。
また、トラックを運転していた30代の男性が頭にけがをして病院に運ばれましたが、命に別条はないということです。
トラックを運転していた男性は「左側のガードレールに接触し、バランスを崩して横転した」と話しているということで、警察が事故の原因を調べています。
また、この影響で、九州自動車道の南関と菊水インターの間が上下線ともに通行止めとなりました。
その後、通行止めは上り線が午後8時すぎ、下り線が午後9時前に解除となりました。