2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災について、市は9月4日、産業の被害額の算定が進み全体で29億5300万円に上ったことを明らかにしました。
また公費による建物の解体は16棟完了しています。
大船渡市は4日の会見で、新たに菌床シイタケにまつわる山林火災の被害額が5900万円余りと算定されたことを明らかにしました。
これにより市内の産業全体の被害額は29億5300万円余りとなりました。
また4日は、8月末時点の建物の公費解体の状況について、申請が220棟であるのに対し、着工が76棟、終了が16棟であることが明らかにされました。
また市内では8月、民間企業が住民の所有する森林の再生を請け負うという内容の説明会を開いていますが、これについて市では現時点で具体的な検討は進んでいないと述べました。
大船渡市 佐藤雅基農林課長
「情報交換を複数回行っているが、事業の実施やどのような部分で協力していくか具体的な話はしていない」
森林の復旧について市では、9月12日と16日に住民への説明会を開くことにしています。