現職町長の死去に伴い投開票が行われた高浜町長選挙で、初当選を果たした西嶋久勝氏が1日に初登庁し「未来の高浜町を一緒に作っていきましょう」と職員に呼びかけました。
新人同士の一騎打ちの選挙戦となった高浜町長選挙は8月31日に投開票が行われ、新人で前副町長の西嶋久勝氏(64)が初当選を果たしました。
当選から一夜明け、職員が拍手で出迎える中、西嶋新町長が初登庁。職員を前に、町長、副町長が不在の中で業務を進めてくれたことへの感謝を述べた後、協力を呼び掛けました。「町民が安心できる新しい未来の高浜町を皆さんと一緒に作っていきたい」
西嶋町長は選挙戦を通じて病気で死去した野瀬豊前町長の路線を継承・発展させるとし、子育て環境や医療福祉の充実、安心で心豊かなまちづくりを進めると訴えていました。
また、関電がロードマップを示した乾式貯蔵施設設置に関する地元同意については「町が進める地域振興への政策に対する事業者の理解度」が大きな判断になるとし、野瀬前町長が積極的に取り組んでいた原発のバックエンド問題に、立地として積極的な議論を進めていきたいとの考えを示しました。