中国とロシアが主導する安全保障などの枠組み「上海協力機構」の首脳会議は、2日目の日程が始まり、習近平国家主席が演説を行っています。

アメリカファーストを掲げるトランプ政権を念頭に、多国間での連携を呼びかけるとみられます。

習主席は演説で、トランプ政権がアメリカファーストを掲げる中、新興国やグローバルサウスと呼ばれる国々に多国間の連携を呼びかけるとみられ、アメリカの対抗軸として存在感を示す狙いです。

中国の天津で開催されている首脳会議では1日、習主席をはじめ、プーチン大統領やインドのモディ首相ら約20カ国の首脳が参加し、国際的に重要な課題や多国間の協力などについて意見を交わします。

首脳会議はこのあと「天津宣言」を発表し、安全保障や経済協力などの強化に関する文書を採択して閉幕します。

中国では3日、大規模な軍事パレードが行われ、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記も参加する予定です。

一方、韓国の聯合ニュースは、金総書記が1日にも特別列車で中国と北朝鮮の境界を越える可能性があると伝えています。

北朝鮮の朝鮮中央通信は、金総書記が8月31日に軍需工場を視察したと報じています。

韓国メディアは、工場の場所が北部・慈江道(チャガンどう)とみられるとしていて、地方視察を続けながら中朝境界に向かっているとの見方を伝えています。

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国際取材部
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