国民民主党の玉木代表は、自民党が総裁選の前倒しを決めた場合、「石破首相が衆議院を解散する可能性」を指摘し、早期の解散・総選挙にも備える考えを示しました。
国民民主党・玉木代表:
前倒し総裁選挙が決まった瞬間に、(石破首相が)「世論には支持されているけれども、反対しているのは党内だけだ。だったら世論に聞いてみよう」と言って、(衆院を)解散する可能性はないことはない。
8月31日、大阪・羽曳野市で記者団の取材に玉木氏は、次の衆議院選挙を巡り「何があるかわからないので、速やかに準備を進めていきたい」との考えを示しました。
一方、自民党の森山幹事長は、鹿児島・霧島市での会合で国際情勢について語った際、「国内で政争みたいなことがあってはならない」と述べました。
その上で、「与党と野党がしっかりと議論し、1つの方向に向かって政治を進めることが、今、求められていることではないか」と指摘しました。
自民党は、敗北した参院選の総括を9月2日に取りまとめる方向で、総裁選の前倒しの是非については、8日にも議員らの意思確認を行う見通しです。