高温と雨が少ない日が続き、農業への被害が懸念されています。
こうした中、コメなどの農作物へ及ぼす影響と対策について話し合う県による緊急の会議が岩手県盛岡市で開かれました。

8月29日は県やJAの担当者ら約80人が出席しました。
会議では県からダムの貯水率や農作物の生育状況が報告されました。

県内に12ある農業用ダムについては、8月上旬のまとまった雨で盛岡地域などで水位が改善した一方、県南地域は依然として雨が少なく、奥州市の胆沢ダムでは8月20日から農業用水の取水停止が続いています。

こうした渇水の影響でコメの生育状況において、一部のほ場で稲の葉先が枯れるなどの異常が確認されたということです。

また高温によりコメの食味の低下も懸念されることから、県は適切な時期に稲の刈り取りを行い品質を守るよう呼びかけています。

県農林水産部 照井富也農政担当技監
「今後収穫されてどのような影響が出るかをしっかり分析しながら、今ある目の前の適期刈り取りで品質をしっかり守っていくことを徹底したい」

出席者からは農業用水をくみ上げるポンプの設置費用などを補助する制度について拡充を求める声も上がり、県は今後、国への要望について検討を進める方針です。

8月29日午前9時時点で、県内で農業用水の取水を停止・制限している主なダムは、奥州市の胆沢ダムと花巻市の豊沢ダムです。

貯水率は胆沢ダムが4.7%、豊沢ダムが5%といずれも深刻な状況が続いています。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。